a person planting a plant

無添加ドッグフードは、どのように製造されているの?

結論まとめ

まず押さえたい結論

無添加ドッグフードは、「何を使っていないか」と「どう品質を保っているか」を原材料表示とメーカー情報で確認して選ぶことが大切です。

こんな人に向いています

合成保存料、合成着色料、香料などを避けたい人や、便、皮膚、食いつきの相性を落ち着いて見たい犬に関係します。

先に知っておきたいこと

無添加という言葉だけでは範囲がわかりにくく、原料に含まれる添加物や保存方法まで確認が必要です。

迷ったときの選び方

迷ったときは、主原料、添加物表示、保存方法、ロット番号、続けやすい価格を同じ順番で見比べましょう。

最終更新日:2026年6月1日制作:犬のしあわせ 編集部制作基準

この記事は、1つの意見だけでなく、複数の研究や公的情報をもとに比較・整理しています。

無添加ドッグフードは、言葉よりも中身を見て選ぶことが大切です

無添加ドッグフードは、パッケージの印象だけで選ばず、原材料表示、添加物の表示、保存方法、製造管理をあわせて確認することが大切です。その理由は、同じ「無添加」と書かれていても、何を使っていないのか、どのように品質を保っているのかが商品によって異なるためです。

合成保存料、合成着色料、人工香料などをできるだけ避けたいと考える飼い主にとって、無添加フードは検討しやすい選択肢です。ただし、無添加であればどの犬にも合うとは限りません。愛犬の年齢、体質、便の状態、食いつき、活動量、持病や通院の有無を見ながら、落ち着いて比べることが大切です。

無添加ドッグフードの意味は、商品ごとに確認が必要です

無添加ドッグフードは、一般的に、合成保存料、合成着色料、人工香料などを使わない設計のフードを指すことが多いです。ただし、「無添加」という言葉だけでは、何が不使用なのかまでは判断できません。保存料は使っていなくても、酸化防止剤や栄養を補うためのビタミン、ミネラルが使われている場合もあります。

日本のペットフードでは、名称、賞味期限、原材料名、原産国名、事業者名と住所などの表示が重要な確認項目です。原材料名では、原則として使用した原材料を確認します。添加物についても、保存料、酸化防止剤、着色料など、用途と個別名の見方を知っておくと、パッケージの大きな言葉に流されにくくなります。

「無添加」と書かれていても、確認したい範囲があります

無添加と書かれている場合は、まず「何が無添加なのか」を確認します。合成保存料不使用なのか、着色料不使用なのか、香料不使用なのか、または複数の添加物を使っていないという意味なのかで、受け取り方が変わります。

原材料に使われている加工食品や素材の中に含まれる添加物は、表示の扱いが商品によってわかりにくい場合があります。そのため、気になる商品では、原材料欄だけでなく、メーカーの説明、問い合わせ対応、検査体制、保存方法まで見ると安心です。

無添加ドッグフードを選ぶ前に、原材料の先頭を見ましょう

ドッグフード選びでは、まず原材料表示の先頭に何が書かれているかを確認します。鶏肉、鹿肉、サーモン、白身魚など、具体的な肉や魚の名前が書かれていると、主なたんぱく源を把握しやすくなります。

一方で、「肉類」「魚介類」「動物性油脂」などの分類名が使われている場合もあります。分類名がすべて悪いわけではありませんが、愛犬の食物との相性を見たい場合は、どの原料が中心なのかを確認しやすい商品のほうが選びやすくなります。

単一たんぱく源は、相性を見たいときに確認しやすい設計です

単一たんぱく源とは、主なたんぱく源を1種類にしぼった設計のことです。食材との相性を見たい犬や、過去に特定の食材で便や皮膚の状態が乱れたことがある犬では、原因を整理しやすい場合があります。

ただし、たんぱく源をしぼれば必ず合うわけではありません。下痢、嘔吐、強いかゆみ、耳の汚れ、皮膚の赤みが続く場合は、自己判断でフードを替え続けず、かかりつけの獣医師に相談してください。療法食を使っている犬や持病がある犬も、切り替え前に相談することが大切です。

グレインフリーや古代穀物は、名前だけで判断しないことが大切です

グレインフリーは、穀物を使わない設計のことです。穀物が合わない犬には検討しやすい場合がありますが、穀物が入っていないことだけで良いフードと決まるわけではありません。

古代穀物や有機素材を使ったフードは、食物繊維や植物由来の栄養を取り入れる設計として選ばれることがあります。ただし、穀物が合う犬もいれば、消化の様子を見ながら慎重に選んだほうがよい犬もいます。便のかたさ、回数、におい、体重の変化を見ながら判断しましょう。

保存料に頼りすぎないフードほど、保存方法の確認が大切です

無添加ドッグフードでは、保存料に頼りすぎない分、酸化や傷みを防ぐ工夫が重要になります。どれだけ良い原材料を使っていても、開封後の保存状態が悪いと、香りや品質が落ちやすくなる場合があります。

購入前には、未開封時の保存方法、開封後の保管方法、賞味期限、内容量を確認してください。大容量の商品は価格面では続けやすく見えることがありますが、開封後に使い切るまで時間がかかる場合は、酸化対策も考える必要があります。

HPPや低温乾燥は、製法名だけで判断しないようにしましょう

HPPは、高い圧力を使って微生物のリスクを抑えるために使われることがある加工方法です。加熱に頼りすぎない処理として紹介されることがありますが、商品ごとの包装、冷蔵や冷凍の管理、流通条件によって扱い方は変わります。

エアドライや低温乾燥は、時間をかけて水分を減らす製法として使われることがあります。香りや食感を残しやすいと説明されることがありますが、製法名だけで栄養価や安全性を判断するのは避けましょう。確認したいのは、乾燥方法そのものよりも、原材料、製造管理、保存方法、開封後の扱い方です。

真空包装、窒素充填、ロット番号は安心材料の1つです

真空包装や窒素充填は、空気に触れにくくして酸化を抑えるための工夫です。すべての無添加フードに必要という意味ではありませんが、保存料を控えた商品では、どのように品質を保っているかを確認する手がかりになります。

ロット番号は、いつ、どの製造単位で作られたかを追いやすくするための番号です。製造日、賞味期限、ロット番号、問い合わせ窓口が確認しやすい商品は、万が一気になる点があったときにも相談しやすくなります。

工場や原料管理の説明があるかも見ておきましょう

ドッグフードは、原材料だけでなく、製造や保管の管理体制も大切です。工場の衛生管理、原料の受け入れ検査、製造後の検査、保管方法、出荷前の確認などが説明されていると、商品を比較しやすくなります。

ISO 22000やFSSC 22000などの食品安全に関する仕組みを説明しているメーカーもあります。これらの表示があるから絶対に問題がないとは言えませんが、製造管理を継続的に点検する姿勢を見る目安になります。認証名だけで決めず、どの工場で作っているのか、どの範囲が対象なのかも確認しましょう。

原料の産地や管理情報は、わかる範囲で確認します

原料の産地、仕入れ先、検査項目は、商品によって公開範囲が異なります。すべてを公開していない商品がすぐに悪いわけではありませんが、主原料の産地や管理方法が説明されていると、比較しやすくなります。

「国産」と書かれている場合も、最終加工地、原料の産地、製造工場の所在地は同じとは限りません。気になる場合は、パッケージ表示やメーカー情報で、どの意味で国産と表現しているのかを確認してください。

無添加ドッグフードで期待しすぎないことも大切です

無添加ドッグフードは、余計な添加物をできるだけ避けたいときの選択肢になります。ただし、無添加であれば皮膚やお腹の悩みが必ず改善するわけではありません。体調の変化には、食事以外にも、体質、年齢、季節、ストレス、病気、寄生虫、薬、生活環境などが関係する場合があります。

フードを替えたあとに便が乱れたり、かゆみが出たり、食欲が落ちたりした場合は、無理に続けないことも大切です。特に、嘔吐や下痢が続く、血が混じる、元気がない、急に体重が減る、皮膚の赤みやかゆみが強いといった変化がある場合は、早めに動物病院で相談してください。

皮膚や被毛のためには、たんぱく質と脂質の質も見ます

皮膚や被毛の健康を考えるときは、無添加かどうかだけでなく、たんぱく質や脂質の内容も確認したいところです。魚由来の原料には、オメガ3脂肪酸という脂の一種が含まれることがあります。オメガ3脂肪酸は、皮膚や被毛の健康維持に関係する栄養として知られています。

ただし、特定の成分で皮膚の悩みが治るとは言えません。かゆみ、赤み、脱毛、耳の汚れが続く場合は、食事だけで判断せず、動物病院で原因を確認することが大切です。

お腹の調子を見るときは、切り替え方も大切です

無添加フードに替えるときは、いきなり全量を切り替えず、今までのフードに少しずつ混ぜながら進めるのが基本です。目安として、数日から10日程度かけて新しいフードの割合を増やすと、お腹への負担を減らしやすくなります。

切り替え中は、便のかたさ、回数、におい、食いつき、かゆみ、耳の汚れ、活動量を見ておくと判断しやすくなります。体調不良がある犬、食物アレルギーが疑われる犬、療法食を使っている犬、持病がある犬は、自己判断で切り替えず、獣医師に相談してください。

購入前は、原材料、保存方法、続けやすさを同じ順番で比べましょう

無添加ドッグフードを比べるときは、まず主原料を確認し、次に添加物表示、保存方法、対象年齢、カロリー、粒の大きさ、内容量、価格を見ていきます。この順番で見ると、パッケージの印象だけに左右されにくくなります。

価格や販売条件、送料、定期購入の条件、解約方法、キャンペーンは変更される場合があります。購入前には、販売ページで最新情報を確認してください。無添加という言葉だけで決めるのではなく、愛犬が毎日食べ続けられるか、開封後に使い切りやすいか、体質に合いそうかを見て判断しましょう。

迷ったときは、3つの質問で整理します

1つ目は、何を避けたいのかです。合成保存料を避けたいのか、着色料を避けたいのか、香料を避けたいのかで、選ぶ商品は変わります。

2つ目は、愛犬の今の状態に合っているかです。子犬、成犬、シニア犬では必要な栄養の考え方が変わります。体重管理が必要な犬、食が細い犬、便がゆるくなりやすい犬でも、見るべきポイントは変わります。

3つ目は、続けやすいかです。どれだけ良さそうに見えるフードでも、価格、購入しやすさ、保存のしやすさ、愛犬の食いつきが合わないと続けにくくなります。最初は少量から試し、体調と便の状態を記録しながら判断すると安心です。

無添加ドッグフードは、表示、製法、相性を見て冷静に選びましょう

無添加ドッグフードを選ぶときは、「無添加」という言葉だけでなく、何が不使用なのか、主原料は何か、どのように品質を保っているかを確認することが大切です。原材料の先頭、添加物表示、賞味期限、保存方法、ロット番号、メーカーの情報開示を見比べると、購入前の迷いを整理しやすくなります。

愛犬に合うかどうかは、実際に少しずつ切り替えてみないとわからない部分もあります。便の状態、食いつき、皮膚や耳の様子、体重の変化を見ながら、無理なく判断してください。体調の変化が続く場合や、療法食、持病、食物アレルギーが関係しそうな場合は、フード選びの前に獣医師へ相談することが安心につながります。

無添加ドッグフードを検討するときは、原材料名、添加物の表示、内容量、価格、保存方法、対象年齢を同じ画面で確認すると選びやすくなります。下のPR枠は商品確認の入口として使い、購入前には販売ページで最新の条件を確認してください。

おすすめのドッグフードPR

PR商品を確認するときも、無添加という言葉だけで判断せず、原材料、対象年齢、粒の大きさ、カロリー、保存方法、販売条件を見比べてください。初めて与える場合は少量から始め、便や皮膚の状態を見ながら切り替えると安心です。

参考文献

農林水産省

ペットフード安全法に関する事業者向け資料です。表示の基準、成分規格、製造方法の基準、帳簿の備付けなど、ペットフードの安全確保に関する基本情報を確認できます。

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/

農林水産省

ペットフードの表示に関するQ&Aです。原材料名、添加物表示、分類名と個別名の扱いなど、表示を見るときの参考になります。

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/p_qa/hyouji.html

環境省

ペットフード安全法に関するQ&Aです。原材料に含まれる添加物の扱いや、加工助剤の表示などを確認できます。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/petfood/qa.html

環境省

ペットフード表示の見方を説明した資料です。名称、賞味期限、原材料名、原産国名、事業者名など、購入前に確認したい基本項目を整理できます。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2305b/full.pdf

消費者庁

食品添加物の不使用表示に関するガイドラインです。人向け食品の資料ですが、「無添加」「不使用」表示を確認するときに、表示だけで誤解しないための考え方の参考になります。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/assets/food_labeling_cms201_220330_25.pdf

U.S. Food and Drug Administration

米国FDAによるペットフードの基本情報です。動物用食品の安全性、衛生的な製造、表示の正確性に関する考え方を確認できます。

https://www.fda.gov/animal-veterinary/animal-foods-feeds/pet-food

U.S. Food and Drug Administration

動物用食品の表示とペットフードの表示上の主張に関する情報です。原材料を重量順に表示する考え方など、海外表示の確認に役立ちます。

https://www.fda.gov/animal-veterinary/animal-foods-feeds/animal-food-labeling-and-pet-food-claims

U.S. Food and Drug Administration

動物用食品の原材料に関する情報です。動物用食品に加えられる成分や添加物の基本的な考え方を確認できます。

https://www.fda.gov/animal-veterinary/animal-foods-feeds/animal-food-ingredients

European Commission

欧州連合における食品添加物の再評価に関する情報です。既存の食品添加物を継続的に見直す考え方を確認できます。

https://food.ec.europa.eu/food-safety/food-improvement-agents/additives/re-evaluation_en

European Food Safety Authority

EFSAによる食品添加物の安全性評価に関する情報です。欧州で食品添加物がどのように評価、再評価されているかを確認できます。

https://www.efsa.europa.eu/en/topics/topic/food-additives