
ビタミンや食物繊維が豊富で
腸内環境や免疫力をサポート
柿
柿の栄養と働き、やさしく解説します
ビタミンAの前駆体で、目と免疫を守ります
ベータカロテンが体の中でビタミンAになります
柿にはベータカロテンが含まれています。体内でビタミンAに変わり、目のうるおいと見え方を支えます。季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でも、日々の元気を下支えする栄養と言えます。皮膚のはたらきにも関わるため、被毛のツヤを保ちたいときにも頼りになります。
ビタミンCで、からだ全体のコンディションを整えます
抗酸化のはたらきで、抵抗力を後押しします
柿のビタミンCは、体内で錆び付きを防ぐ役目を担います。環境の変化や来客が多い生活でも、コンディションを整える助けになります。コラーゲンの生成にも関わるため、関節や皮膚の維持面でも穏やかな支えになります。
食物繊維で、お腹にやさしく働きます
便通のリズムを整え、負担を軽くします
柿の食物繊維は、腸の動きを穏やかに助けます。やわらかすぎる便や出にくさの軽減につながることがあります。はじめはごく少量からにして、翌日の便や元気さを観察しながら量を決めると安心です。
カリウムで、体のバランスを保ちます
余分なナトリウムを外に出す流れを支えます
カリウムは水分と電解質のバランス維持に役立ちます。心臓や腎臓に配慮が必要な場合や、持病や投薬中の場合は、与える前に獣医師に量と頻度を相談してください。
タンニンは、量と熟度に気をつけます
渋み成分は摂り過ぎに注意が必要です
柿にはタンニンが含まれます。未熟な果実はタンニンが多く、お腹に負担がかかることがあります。よく熟した果肉を、少量だけ与える使い方が安心です。
柿の栄養素と愛犬に必要な1日の栄養素との比較です
下の計算フォームに、与えたい柿の量と体重を入力すると、主要な栄養素の目安を確認できます。日常の主食は総合栄養食のドッグフードにして、柿はおやつとして少量を添える考え方が基本です。
与える量の目安を、わかりやすく示します
小型犬は1日10〜20g程度、中型犬は1日20〜40g程度、大型犬は1日40〜60g程度を上限の目安にします。はじめは少しだけにして、体調や便の状態を見ながら加減してください。
ご注意ください
生の食材を組み合わせた手作りだけで全ての必須栄養素を満たすのは難しいです。国内の調査では、カルシウムやビタミンA、ビタミンD、亜鉛、ヨウ素などが不足しやすいことが示されています。栄養の土台は総合栄養食で作り、必要に応じて獣医師と相談のうえサプリメントを検討してください。
(栄養素の比較表はパソコンで見ることができます)
上の比較表は各種ガイドラインや公的データを参考に作成しています。詳細は下部の参考文献をご覧ください。
向いている犬と、上手な取り入れ方です
視力や免疫が気になるときに、少量を添えます
ベータカロテンとビタミンCが、日々の元気を支えます
年齢を重ねた犬や、環境の変化が多い生活でも、熟した果肉を小さく刻んで少量だけ添えると無理がありません。主食の栄養設計を崩さず、彩りとして使うイメージが続けやすいです。
お腹の調子を整えたいときに、ようすを見ながら使います
食物繊維で、便のリズムを穏やかにします
急に量を増やすと一時的にやわらかい便になることがあります。はじめはひと口程度にして、翌日の便や食欲を確認してから次の量を考えます。
体重管理や運動量に応じて、負担が少ない与え方を選びます
干し柿やシロップ漬けは避け、生の果肉を少量にします
乾燥品や砂糖が多い加工品は糖分が濃くなりやすいため、体重管理のじゃまになります。皮は消化しにくいことがあるため、むいてから与えると安心です。
与えるときの注意点です、安全第一で考えます
種やヘタは必ず取り除き、サイズを小さくします
のど詰まりや腸閉塞の予防が目的です
種やヘタ、固い部分は消化されにくく、誤飲は危険です。果肉は小さく刻み、指でつぶせるやわらかさにして与えます。ゴミ箱は犬が開けられない場所に置きます。
量と頻度を守り、体調の変化を観察します
おやつは1日のカロリーの10%以内を目安にします
柿は糖質が多い果物です。肥満や糖尿病が心配な場合は、控えめにして獣医師に相談してください。嘔吐や下痢、元気がないなどの変化があれば、与えるのを中止して受診します。
熟度と鮮度に注意し、未熟果や傷んだ果肉は使いません
未熟果はタンニンが多く、傷みは食中毒の原因になります
渋みが強い未熟果は避け、香りがよく柔らかい果肉を選びます。色やにおいに違和感がある場合は、もったいなく感じても処分します。
参考文献、信頼できる一次情報です
American Kennel Club「Can Dogs Eat Persimmons?」https://www.akc.org/expert-advice/nutrition/can-dogs-eat-persimmons/
ASPCA「Persimmon|Toxic and Non-Toxic Plants」https://www.aspca.org/pet-care/animal-poison-control/toxic-and-non-toxic-plants/persimmon
Merck Veterinary Manual「Gastrointestinal Foreign Bodies in Small Animals」
USDA FoodData Central「Persimmons|Food Search」https://fdc.nal.usda.gov/fdc-app.html#/food-search?query=persimmon
日本ペット栄養学会誌「維持期におけるイヌ用手作り食レシピの栄養素含量調査」https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/20/2/20_99/_pdf/-char/ja/
AAFCO Annual Meeting「Pet Food Committee Report 2015」https://www.aafco.org/wp-content/uploads/2023/01/Pet_Food_Report_2015_Annual-1.pdf
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