トイレを失敗するチワワ

子犬のトイレトレーニングを成功させる具体的なコツ

結論まとめ

まず押さえたい結論

子犬のトイレトレーニングは、早い時期から同じ場所、同じタイミング、同じ褒め方で繰り返すことが大切です。

与える前に見たいポイント

トイレの失敗、室内トイレと屋外トイレの迷い、夜間の粗相、片づけ方に悩む飼い主に関係する内容です。

気をつけたいこと

失敗しても叱らず、誘導の間隔、トイレの場所、清掃方法を見直しましょう。尿の回数が急に増えた、下痢が続く、排泄時につらそうな場合は受診が必要になることがあります。

迷ったときの考え方

迷ったときは、起床後、食後、遊び後、寝る前の4つを優先して記録し、成功直後に静かに褒める流れを家族でそろえましょう。

最終更新日:2026年6月1日制作:犬のしあわせ 編集部制作基準

この記事は、1つの意見だけでなく、複数の研究や公的情報をもとに比較・整理しています。

子犬のトイレトレーニングは、早い時期から同じ流れで教えることが大切です。その理由は、排泄しやすいタイミングをつかんで静かに誘導すると、失敗を減らしやすく、子犬も飼い主も落ち着いて続けやすくなるためです。

子犬は成犬より排泄を我慢する力が弱く、タイミングが少しずれるだけで粗相につながることがあります。室内でも屋外でも、途中でやり方を変えすぎず、食事、遊び、睡眠の流れに合わせて進めることが成功への近道です。

子犬のトイレトレーニングは、まず排泄タイミングをつかむことから始めます

子犬は、朝起きた直後、食後、遊び終わり、昼寝から起きたあと、寝る前に排泄しやすい傾向があります。まずはこのタイミングを外さず、起きたらすぐトイレへ連れていく、食後は数分以内に誘導する、遊びのあとも落ち着いたらすぐ移動する流れを作りましょう。

夜は、月齢によって我慢が難しいことがあります。寝る前のトイレは欠かさず行い、最初の数週間は必要に応じて夜中に1回だけ静かに誘導すると、失敗を減らしやすくなります。夜中に誘導するときは、遊びに切り替えず、排泄が終わったらすぐ休ませることが大切です。

起床後、食後、遊び後、寝る前を優先します

トイレトレーニングで最初に整えたいのは、起床後、食後、遊び後、寝る前の4つです。この4つを家族で共有しておくと、誰が見ているときでも同じ流れで誘導しやすくなります。

毎回完璧にできなくても問題ありません。失敗が続く場合は、子犬が悪いのではなく、連れていく時間が遅い、場所が分かりにくい、遊びの興奮が残っているなど、環境やタイミングを見直す合図と考えましょう。

屋外トイレを覚えさせたい場合も、最初は同じ流れを守ります

屋外で排泄してほしい場合は、毎回できるだけ同じ時間、同じ道順、同じ場所で待つと定着しやすくなります。子犬にとって外は刺激が多いため、いきなり人通りや車通りの多い場所へ連れていくと、排泄より周囲への反応が強くなることがあります。

外で覚えさせたい場合でも、雨の日、暑い日、体調が悪い日、シニア期の将来を考えると、室内でも排泄できるようにしておくと安心です。散歩中の排泄は、周囲の衛生やマナーにも関わるため、地域のルールに合わせて片づけを徹底しましょう。

室内トイレは、静かで分かりやすい定位置に整えます

トイレの場所は、人の行き来が多すぎない場所にします

室内トイレは、人の行き来が多すぎない静かな場所に置くと、子犬が集中しやすくなります。最初から何か所も置くより、まずは分かりやすい定位置を作り、成功しやすい環境を整えましょう。

トイレシーツは、トレーやホルダーで固定し、足裏の感触が毎回大きく変わらないようにすると迷いにくくなります。シーツがずれたり、遊び道具のようになったりする場合は、固定できるタイプを選ぶと管理しやすくなります。

トイレと寝床、食事場所は近づけすぎないようにします

子犬は、寝る場所や食事場所の近くで排泄することを嫌がる場合があります。ケージやサークルの中にトイレを置く場合でも、寝る場所とトイレの区切りが分かるように配置しましょう。

スペースが狭すぎると、子犬がトイレを避けにくくなります。反対に広すぎると、どこで排泄すればよいか迷うことがあります。最初は成功しやすい広さにし、慣れてきたら少しずつ生活スペースを広げると進めやすくなります。

清潔を保ちつつ、強い香りは避けます

汚れたシーツを長く放置すると、衛生面の負担が出やすくなります。排泄後は早めに片づけ、トレーも定期的に洗いましょう。

一方で、強い香りの洗剤を使いすぎると、子犬が落ち着かなくなる場合があります。粗相した場所は、においが残ると同じ場所で繰り返しやすくなるため、ペット向けの消臭剤や専用クリーナーを使って、静かに片づけると安心です。

褒めるタイミングは、排泄が終わった直後が基本です

ご褒美は数秒以内に、小さく分かりやすく伝えます

褒めるタイミングは、排泄が終わった直後が基本です。終わってすぐに落ち着いた声で褒め、好物を1粒ほど与えると、子犬は何がよかったかを結び付けやすくなります。

時間が空くと、別の行動と混ざって伝わりにくくなります。トイレから走って戻ってきたあとに褒めると、「走って戻ること」を褒められたと受け取る場合もあります。できるだけその場で、短く、穏やかに伝えましょう。

慣れてきたら、おやつだけに頼らない褒め方へ移ります

最初は、おやつを使うと成功を伝えやすいです。慣れてきたら、毎回必ずおやつを出す形から少しずつ卒業し、褒め言葉や軽くなでることも組み合わせていきます。

急にご褒美をなくすと、子犬が分かりにくくなることがあります。成功率が上がってきたら、たまにおやつ、普段は言葉で褒めるという形にゆっくり変えていくと続けやすくなります。

失敗したときは、叱らず静かに片づけます

叱るより、誘導のタイミングを見直します

失敗しても、その場で強く叱るのは避けたほうが安心です。叱られることで、排泄そのものを隠そうとしたり、飼い主の前でしにくくなったりする場合があります。

失敗が続くときは、子犬が悪いのではなく、誘導の間隔や観察の仕方を見直すタイミングです。たとえば、トイレへ連れていく時間を30分ほど早める、遊び時間を短く区切る、寝起きの動きをよく見るなど、小さな修正を重ねましょう。

粗相した場所は、においを残さないように片づけます

粗相した場所ににおいが残ると、同じ場所で繰り返しやすくなることがあります。片づけは静かに行い、ペット向けのクリーナーなどでにおいをしっかり落としましょう。

片づけ中に大きな声を出したり、子犬を追いかけたりすると、粗相のあとに注目を得られる経験として覚える場合があります。淡々と片づけ、その後は次の成功しやすいタイミングでトイレへ誘導してください。

トイレの失敗が続くときに見直したいポイント

生活スペースが広すぎないか確認します

トイレを覚える前から部屋全体を自由にさせると、子犬はトイレまで戻る前に間に合わないことがあります。最初は、見守れる範囲とトイレの距離を短くし、成功を増やしてから少しずつ行動範囲を広げると安心です。

特に遊びが盛り上がったあとや、来客で興奮したあと、長く寝たあとは失敗しやすくなります。子犬が床のにおいをかぐ、くるくる回る、急にそわそわするなどの様子が見えたら、すぐにトイレへ誘導しましょう。

家族で合図や褒め方をそろえます

家族によって誘導する場所や褒め方が違うと、子犬が迷うことがあります。トイレの場所、連れていくタイミング、褒め言葉、片づけ方を家族でそろえておきましょう。

「できたらすぐ褒める」「失敗しても叱らない」「起床後、食後、遊び後、寝る前に連れていく」という基本だけでも共有しておくと、子犬に伝わりやすくなります。

屋外トイレを教えるときは、衛生とマナーも一緒に覚えます

安心できる場所で待ち、排泄後はすぐ片づけます

屋外で教えるときは、車や人通りが多すぎず、刺激が少ない場所を選ぶと集中しやすくなります。大型犬が頻繁に通る場所や、大きな音が出やすい場所では、排泄より周囲への警戒が強くなることがあります。

排泄後はすぐに片づけて、周囲の衛生とマナーを守ることも大切です。場所をころころ変えず、まずは安心して排泄できる場所を1か所作る意識で進めましょう。

散歩は排泄だけでなく、気分転換の時間として考えます

散歩の目的を排泄だけにすると、外に出ないと排泄できない習慣が強くなる場合があります。雨の日、暑い日、体調が悪い日にも無理に外へ出なければならなくなることがあるため、室内トイレも選択肢として残しておくと安心です。

散歩では、排泄だけでなく、においを嗅ぐ、環境に慣れる、飼い主と歩く練習をする時間として考えましょう。排泄できたら褒め、片づけをしてから、落ち着いて歩く流れを作ると続けやすくなります。

最新デバイスは、観察の補助として使います

通知機能つきシーツや見守り機器は、記録の助けになります

最近は、排泄を感知して知らせるシーツや、首輪型の機器で行動の変化を記録する製品もあります。こうした機器は、子犬がそわそわし始める前後の動きを把握したいときに役立つ場合があります。

たとえば、同じ時間帯に落ち着きがなくなる、ぐるぐる回る、急に床のにおいをかぐといった流れを見つけやすくなります。機器だけで解決するわけではありませんが、観察の補助として使うと、飼い主の負担を減らしながら成功のきっかけを増やしやすくなります。

デバイスを使う場合も、叱らない基本は変わりません

通知が来たからといって、失敗したあとに慌てて叱る必要はありません。大切なのは、次に成功しやすいタイミングを見つけることです。

記録を見ながら、食後何分くらいで排泄しやすいか、遊びのあとに何回失敗しているか、夜間の失敗が何時ごろに多いかを確認しましょう。数字や記録は、子犬を責めるためではなく、環境を整えるために使います。

専門家に相談したいときの目安

急な粗相や排泄の変化は、体調面も確認します

何度も教えているのに失敗が続くときや、急に粗相が増えたときは、体調面の確認も大切です。尿の回数が急に増えた、下痢が続く、排泄時につらそうに見える、水を飲む量が大きく変わったといった様子がある場合は、病気が関係していることもあるため、受診が必要になる場合があります。

とくに、血が混じる、元気がない、食欲が落ちている、嘔吐がある、排尿しようとしているのに出にくい様子がある場合は、早めに動物病院へ相談してください。トイレトレーニングの問題に見えても、体調不良が関係していることがあります。

健康面に問題がない場合は、環境と教え方を相談します

健康面に大きな問題が見つからないときは、ドッグトレーナーに相談して、環境や教え方を見直す方法もあります。家庭の生活リズムや子犬の性格に合わせて、具体的な進め方を教えてもらえると続けやすくなります。

相談するときは、失敗した場所、時間帯、食事や遊びのタイミング、成功した場面をメモしておくと役立ちます。写真や動画があると、トイレの配置や子犬の動きも伝えやすくなります。

子犬のトイレトレーニングを続けやすくするコツ

一貫性、焦らない姿勢、成功直後の報酬を大切にします

子犬のトイレトレーニングは、同じ流れを繰り返すことが何より大切です。毎日の時間帯をできるだけそろえ、成功したらすぐ褒め、失敗しても感情的に反応しないことが定着につながります。

個体差があるため、数日で安定する子もいれば、もう少し時間がかかる子もいます。うまく進めるためには、起床後、食後、遊び後、寝る前の4つをまず徹底し、1日の排泄記録を数日つけてみるのがおすすめです。

今日から始めるなら、家族で同じ流れを決めます

今日から始めるなら、まずはトイレへ連れていく時間を決め、成功した直後に褒める流れを家族でそろえるところから始めてください。トイレの場所、褒め言葉、片づけ方をそろえるだけでも、子犬は学びやすくなります。

失敗をゼロにしようと焦るより、成功しやすい場面を増やすことが大切です。トイレトレーニングは、子犬を叱る時間ではなく、生活の流れを一緒に覚えていく時間として考えると続けやすくなります。

トイレの失敗を減らして毎日を楽にしたいときに読みたい記事

子犬のトイレトレーニングをさらに詳しく確認したい場合や、成犬の粗相、室内トイレ、屋外トイレの見直しまで整理したい場合は、次の総合ガイドも参考になります。

参考文献

環境省

動物の習性を理解し、適切なしつけや訓練を行うこと、糞尿で公共の場所や近隣環境を汚さないようにすることを確認できます。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pickup/owner.html

環境省

犬のしつけでは体罰ではなく、褒めることやご褒美を与えることが大切であるという考え方を確認できます。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/suishin-manu/honbun.pdf

環境省

ペットの飼い主が守るべき基本として、ふん尿の始末や、周囲への配慮を行う必要があることを確認できます。

https://www.env.go.jp/guide/info/ecojin_backnumber/issues/18-05/18-05d/second/2.html

名古屋市

自宅の一定の場所で排泄させるトイレのしつけや、散歩中の排泄マナーについて確認できます。室内トイレと屋外トイレの考え方を整理する参考になります。

https://www.city.nagoya.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/015/496/hajimetenosituke.pdf

UK Government

犬は若い時期から、前向きな方法で少しずつ環境や人に慣らしていくことが望ましいという考え方を確認できます。

https://assets.publishing.service.gov.uk/media/5ac78152ed915d76a04b2da6/pb13333-cop-dogs-091204.pdf