涙やけの茶色い犬

犬の涙やけの原因は食事?環境?効果的な対策とおすすめフードを紹介

結論まとめ

まず押さえたい結論

涙やけは、目元を清潔にして水分を残さないことで、目立ちにくくなる場合があります。ただし、涙が増える原因は1つではないため、毎日のケアと原因の確認をセットで考えることが大切です。

早めに相談を考えたいサイン

黄緑色や膿のような目やに、強い充血、まぶしそうにする、目をこする、片目だけ急に涙が増える場合は、早めに動物病院で相談してください。

家で見ておきたいポイント

家庭では、ぬるま湯でやさしく拭く、乾いたガーゼで水分を取る、目元の毛を短く整える、室内のほこりを減らすことから始めます。

迷ったときの見方

フードを見直す場合も、涙やけを治すものと考えず、原材料、対象年齢、体質、便の状態、続けやすさを確認しながら選びます。

最終更新日:2026年6月1日制作:犬のしあわせ 編集部制作基準

この記事は、1つの意見だけでなく、複数の研究や公的情報をもとに比較・整理しています。

涙やけは、清潔な目元づくりと原因の確認をセットで考えます

涙やけは、あふれた涙をこまめに拭き取り、毛と皮膚を湿ったままにしないことで目立ちにくくなる場合があります。涙が増える背景には、目への刺激、被毛の接触、鼻涙管の流れ、アレルギー、皮膚の炎症などが関わることがあるため、見た目だけで判断しないことが大切です。

まず家庭でできることは、目元をやさしく拭くこと、拭いたあとに水分を残さないこと、目に入りやすい毛を整えることです。一方で、強い充血、痛がる様子、まぶしそうな表情、黄緑色や膿のような目やに、片目だけ急に涙が増える状態がある場合は、家庭のケアだけで済ませず、動物病院で原因を確認してください。

涙やけとは、涙が毛に残って赤茶色に見える状態です

涙やけは、涙が目の下の毛に長く触れ、赤茶色や茶色っぽく見える状態です。白い被毛の犬、目が大きい犬、鼻が短い犬、目元の毛が涙に触れやすい犬では、特に目立ちやすい傾向があります。

見た目の問題だけでなく、湿った毛が皮膚への刺激になることもあります。目の下が常に濡れていると、赤み、かゆみ、におい、ただれにつながる場合があるため、毎日の観察とケアが大切です。

涙の量が多いのか、涙が流れにくいのかを分けて考えます

涙やけを考えるときは、涙がたくさん出ているのか、出た涙がうまく排出されずにあふれているのかを分けて見ると整理しやすくなります。目の表面への刺激で涙が増えることもあれば、鼻へ涙を流す通り道が狭く、涙が頬へこぼれやすいこともあります。

家庭で原因を断定することはできません。拭き取りを続けてもすぐに濡れる、左右差が強い、急に悪化した、目を気にする様子がある場合は、診察で目の状態を確認してもらうと安心です。

目元の湿り気は、皮膚トラブルにもつながります

目の下の毛が濡れたままだと、皮膚がふやけて刺激を受けやすくなります。赤みやかゆみが出ると、犬が前足でこすり、さらに目や皮膚を傷つけることがあります。

拭き取りは、こすり落とす作業ではありません。汚れをやわらかくして浮かせ、毛と皮膚に残った水分を取ることが目的です。強くこすると、かえって皮膚に負担がかかるため注意してください。

早めに動物病院で相談したい目元のサイン

涙やけが長く続いていても、元気や食欲があり、目を気にする様子がなく、少しずつ色が付いているだけなら、まずは清潔と乾燥のケアを続けながら変化を見ます。ただし、目の異変は進行が早い場合があるため、次のような変化があるときは受診を優先してください。

充血、痛み、まぶしそうな様子がある場合

白目が赤い、目を細める、まぶしそうにする、前足で目をこする、顔を床にこすりつける場合は、目の表面に刺激や傷がある可能性があります。無理に拭き続けるより、早めに診察で確認することが大切です。

目薬や洗浄剤を自己判断で使うと、症状に合わない場合があります。人用の目薬やコンタクトレンズ用の洗浄液は使わず、必要なケアは獣医師の指示に沿って行ってください。

黄緑色や膿のような目やにが出る場合

透明な涙や少量の目やにだけでなく、黄緑色や膿のような目やにが続く場合は、炎症や感染などが関係している可能性があります。においが強い、まぶたが腫れている、目の周りがただれている場合も、家庭の拭き取りだけで判断しないようにしてください。

目やにを取るときは、乾いたまま引っ張らず、ぬるま湯で湿らせたコットンを短時間あててから、目頭から外側へやさしく動かします。固まった汚れを無理にはがすと、皮膚を傷つけることがあります。

片目だけ急に涙が増えた場合

片目だけ急に涙が増えた場合は、ほこり、異物、まつ毛の向き、角膜の傷などが関係していることがあります。両目にゆっくり出る涙やけとは見方が変わるため、左右差が強いときは早めに相談してください。

目の表面はとても繊細です。家庭で見える範囲だけでは判断しにくいため、涙の量、目やにの色、充血の有無、こする行動、いつから始まったかをメモして受診時に伝えると、状態を説明しやすくなります。

家庭でできる涙やけケアは、拭く、乾かす、毛を整えることです

涙やけのホームケアは、特別なことを増やすより、毎日同じ手順で続けることが大切です。清潔なコットン、ぬるま湯、乾いたガーゼを用意し、目に直接触れないように気をつけながら行います。

ぬるま湯で湿らせたコットンでやさしく拭きます

目頭から外側へ向かって、毛の流れに沿うようにやさしく拭きます。1回で落とし切ろうとせず、汚れが固いときは少し湿らせてから、こすらずに取ります。

コットンの同じ面を何度も使うと、汚れを広げることがあります。片目ずつ清潔な面を使い、左右で使い回さないようにしてください。

拭いたあとは、水分を残さないようにします

拭いたあとに濡れたままにすると、涙やけが目立ちやすくなり、皮膚にも負担がかかる場合があります。乾いたガーゼややわらかいタオルで水分を取り、必要に応じてドライヤーの弱い風や冷風を離して使います。

ドライヤーの風を目に直接当てる必要はありません。犬が嫌がる場合は無理をせず、短時間で終えられる方法を選んでください。

目元の毛は、涙を吸いやすい長さにしないことが大切です

目の周りの毛が長いと、涙が毛に伝わりやすくなります。毛先が目に触れている、目頭の毛が濡れやすい、食後や散歩後に汚れが付きやすい場合は、トリマーや動物病院で安全に整えてもらうと安心です。

家庭でハサミを使う場合は、犬が動いたときに目を傷つける危険があります。無理に切らず、目元のカットに慣れている人へ相談してください。

原因別に見る、涙やけが続くときの確認ポイント

涙やけが続くときは、拭き取りの回数を増やすだけでなく、なぜ涙があふれているのかを考えることが大切です。原因が複数重なっていることもあるため、日々の記録と診察を組み合わせて確認します。

目の形や鼻涙管の流れが関係する場合

目が大きい犬、鼻が短い犬、顔のしわが涙の通り道にかかりやすい犬では、涙が頬へ流れやすいことがあります。また、涙を鼻へ流す通り道が狭い場合も、涙が目の下にあふれやすくなります。

この場合、家庭のケアだけで根本的に判断することは難しいため、涙が多い状態が続く、片目だけ強い、目やにや充血を伴うときは、動物病院で相談してください。

まつ毛や被毛が目に触れている場合

まつ毛や目元の毛が目に触れると、刺激で涙が増えることがあります。小型犬や長毛の犬では、目頭の毛が涙を吸ってしまい、頬の毛に広がることもあります。

毛を短く整えるだけで日々のケアがしやすくなる場合がありますが、まつ毛の向きやまぶたの状態が関係している場合は、処置が必要になることもあります。目を細める、こする、涙が止まりにくいときは、自己判断で済ませないようにしてください。

アレルギーや室内環境が関係する場合

花粉、ほこり、ハウスダスト、煙、香りの強い製品などが刺激になり、涙が増えることがあります。季節によって悪化しやすい、散歩後に涙が増える、室内で目を気にすることが多い場合は、環境の変化も記録しておきます。

室内はこまめに掃除し、犬の顔が触れる寝具やタオルを清潔に保ちます。香料の強いスプレーや精油を目元近くで使うことは避け、刺激になりにくい環境を整えてください。

皮膚の赤みやかゆみが関係する場合

涙で濡れた部分に赤みやかゆみが出ると、犬がこすってさらに悪化することがあります。目の下の皮膚が赤い、においがある、ただれている、触ると嫌がる場合は、皮膚の炎症も含めて診てもらうことが大切です。

市販の漂白目的の製品や刺激の強い洗浄剤は、目に入ると危険な場合があります。色を落とすことを優先するより、目と皮膚への安全性を優先してください。

食事が関係している可能性を見る場合

食物アレルギーや体質が涙や皮膚の状態に関係している場合があります。ただし、涙やけだけを見て特定の食材が原因だと断定することはできません。

食事を見直す場合は、原材料、主なたんぱく源、脂質量、対象年齢、総合栄養食かどうかを確認します。総合栄養食とは、そのフードと水を基本に必要な栄養を取れるよう設計されたフードのことです。

療法食を使っている犬、持病がある犬、食物アレルギーが疑われる犬は、自己判断でフードを大きく変えないでください。切り替える場合も、体調に問題がなければ数日から10日程度かけて少しずつ混ぜる方法が安心です。

年齢ごとに見たい涙やけケアのポイント

涙やけの見方は、子犬、成犬、シニア犬で少し変わります。どの年齢でも、急な変化や痛がる様子がある場合は受診を優先し、普段のケアでは清潔と乾燥を続けます。

子犬は、目元の毛と環境の変化に注意します

子犬は顔周りの毛がやわらかく、目元に触れやすいことがあります。成長途中で体調や食事も変わりやすいため、涙やけだけで原因を決めつけず、食欲、便、皮膚の赤み、目をこする様子を一緒に見ます。

子犬用フードは、成長期に必要な栄養を考えて選びます。涙やけ対策だけを目的に、栄養バランスの分かりにくい食事へ急に変えることは避けてください。

成犬は、散歩後や季節の変化を記録します

成犬では、散歩、外遊び、花粉、ほこり、トリミングの間隔などが涙やけに関係することがあります。帰宅後に目元をやさしく拭き、濡れた部分を乾かすだけでも、色の定着を抑えやすくなります。

季節ごとに悪化する、特定の場所へ行ったあとに涙が増える、フードを変えたあとに皮膚や便の状態も変わった場合は、いつ、何が変わったかを記録しておくと相談しやすくなります。

シニア犬は、目の病気や全身の変化も考えます

シニア犬では、涙の量だけでなく、目の乾き、白っぽさ、視力の変化、まぶたの状態、全身の体調も確認したい時期です。涙やけが急に増えた場合は、年齢のせいと決めつけず、診察で確認してください。

元気がない、食欲が落ちている、水を飲む量が急に増えた、体重が減った、目や口の異変が続く場合は、目元だけでなく全身の状態も含めて相談することが大切です。

涙やけが気になる犬のドッグフード選びで見るポイント

涙やけが気になると、フードを変えればすぐに良くなるのではないかと考えたくなるかもしれません。ただし、フードは治療の代わりではなく、体質や皮膚、被毛、便の状態を見ながら選ぶ日常管理の1つです。

まずは原材料と対象年齢を確認します

ドッグフードを選ぶときは、主なたんぱく源、脂質量、添加物の考え方、対象年齢、粒の大きさ、カロリーを確認します。涙やけだけでなく、便の状態、食いつき、体重管理、皮膚のかゆみがないかも一緒に見てください。

価格や販売条件、内容量、送料、定期購入の条件は変わる場合があります。購入前には、販売ページで最新の条件を確認することが大切です。

食物アレルギーが疑われるときは、自己判断で制限しすぎないことが大切です

食物アレルギーが関係する場合、原因を見極めるには食事の記録や獣医師の判断が必要になることがあります。複数の食材を一度に避けると、何が合わなかったのか分かりにくくなる場合があります。

かゆみ、皮膚の赤み、耳のトラブル、下痢や嘔吐などが一緒にある場合は、涙やけ対策としてフードを変える前に、動物病院で相談してください。

切り替え後は、涙だけでなく便と皮膚も見ます

フードを切り替えたあとは、涙やけの色だけで判断しないことが大切です。便がゆるい、吐く、かゆみが出る、食欲が落ちるなどの変化があれば、フードが合っていない可能性もあります。

体調に問題がなければ、今のフードに新しいフードを少しずつ混ぜ、数日から10日程度かけて切り替えます。療法食を使っている場合や持病がある場合は、必ず獣医師の指示を優先してください。

毎日の記録が、涙やけ対策の迷いを減らします

涙やけは、1日だけ見ても原因が分かりにくいことがあります。写真を同じ明るさで撮り、涙の量、目やにの色、皮膚の赤み、食事、散歩後の変化、シャンプーやトリミングの時期を簡単に記録すると、変化に気づきやすくなります。

記録を残しておくと、フードを見直したときや受診したときに、何が変わったのかを説明しやすくなります。原因探しを急がず、愛犬の状態を落ち着いて確認していきましょう。

涙やけが気になる犬のフード情報を確認する前に

涙やけが気になる犬のフードを検討する場合は、原材料、主なたんぱく源、対象年齢、粒の大きさ、価格、定期購入の条件を確認してから選ぶと安心です。フードは涙やけを治すものではなく、体質や便の状態、皮膚の様子を見ながら続けやすいものを選ぶための選択肢として考えてください。 PR

購入や申し込みを検討する前に、愛犬の年齢、体重、便の状態、皮膚のかゆみ、通院中の病気、今食べているフードとの違いを確認してください。体調不良がある場合や療法食を使っている場合は、先に獣医師へ相談することをおすすめします。

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参考文献

動物の目の腫れ、目やに、目をこする様子がある場合は獣医師へ相談する必要があることが示されています。
U.S. Food and Drug Administration FDA Reminds Veterinarians and Pet Owners about Eye Drop Recalls
犬の目や鼻の分泌物、元気の低下、食欲低下などは、体調変化として確認すべきサインであることが説明されています。
Centers for Disease Control and Prevention Leptospirosis in Animals
目や鼻周りの赤み、脱毛、分泌物など、犬の外見上の変化を観察する視点が整理されています。
USDA APHIS Animal Care Aids Canine Unhealthy Skin
ペットフードの表示では、栄養基準に関する表示を確認することが、犬に合う食事を選ぶ手がかりになると説明されています。
U.S. Food and Drug Administration Complete and Balanced Pet Food
ペットフードは安全性や表示の正確性が求められ、商品情報を確認して選ぶことが大切だと示されています。
U.S. Food and Drug Administration Pet Food