
梨の力でデトックス!
おしっこもスッキリ!
梨
梨は適量なら犬のおやつとして楽しめます。種や芯は除き、全体の食事の中で与える量を控えめにすることが勧められています。(出典 The American Kennel Club)
栄養素
みずみずしい水分で体を整える
暑い季節の水分補給を助けます
梨は水分がたっぷりで、運動後や散歩帰りのクールダウンに少量を添えると体のめぐりが整いやすくなります。みずみずしい果肉は飲水が苦手な犬にも受け入れやすく、自然な水分補給のきっかけになります。
満足感があり、食べ過ぎを抑えます
水分の多さは噛んだ時の満足感につながり、おやつの量を抑えたい時の味方になります。甘さはありますが、みずみずしさで全体量をコントロールしやすいのが利点です。
食物繊維でお腹の調子をサポートします
腸内のリズムを整えます
梨に含まれる食物繊維は、便の硬さを整えながらスムーズな排出を後押しします。よく噛むことで歯や歯茎へのやさしい刺激にもなり、食後の満足感が続きます。
血糖の急な上がり過ぎを和らげます
繊維の働きで糖の吸収がゆるやかになり、食後の血糖値の急な変動を抑える助けになります。甘いおやつに比べ、体にやさしい摂り方がしやすくなります。
カリウムとビタミンCが毎日の元気を支えます
カリウムで塩分バランスを助けます
カリウムは筋肉や心臓の働きを支え、余分な塩分の排出を促します。水分と一緒に摂れるため、散歩量が多い犬のコンディションづくりにも向いています。
ビタミンCで健やかな皮膚を保ちます
ビタミンCは体の酸化ストレスをやわらげ、皮膚や被毛のコンディション維持に役立ちます。さっぱりとした風味は、甘味が得意でない犬にも受け入れやすいでしょう。
梨の栄養素と愛犬に必要な1日の栄養素との比較
与えたい梨の量と体重を入力して、栄養素のバランスを確認できます。指標はAAFCOとNRCのガイドラインに合わせています。
梨の与える量の目安を、サイズ別に示します
小型犬は1日およそ10〜20g、中型犬は20〜40g、大型犬は40〜60gを上限の目安にします。おやつ全体のカロリーは、1日の摂取量の10%以内に収めるのが基本です。
ご注意ください
生の食材を中心に手作りすると、必須栄養素の過不足が起こりやすいです。毎日のごはんは総合栄養食を軸にし、梨はトッピングとして少量を添える方法が安全です。カルシウムやビタミン、ミネラルの配分は健康に直結するため、必要に応じて獣医師の指導のもとで補助食品の利用も検討してください。
家庭の手作り食レシピを調べた研究では、カルシウムや微量ミネラルなどが不足しがちであることが報告されています。長期の給餌では配合の見直しが重要です。(出典 日本ペット栄養学会誌)
(栄養素の比較表はパソコンで見ることができます)
上記の表はAAFCO Annual Meetingの資料を参照しています。(出典 AAFCO Annual Meeting August 4th 2015, Denver)
食べていただきたい犬
水分をしっかり摂りたい犬に向きます
暑い日や運動後のクールダウンに役立ちます
のどが渇きやすいタイミングに少量を添えると、フレッシュな水分と一緒にミネラルも取り入れられます。普段から飲水が少ない犬にも取り入れやすい味わいです。
運動量が多い犬のコンディションづくりに合います
呼吸で失う水分の補助になり、カリウムの働きで日々の動きを支えます。冷やし過ぎにならないよう、室温程度の温度で与えると安心です。
体重コントロールやデトックスに配慮したい犬に合います
カロリーを抑えつつ満足感を得られます
高カロリーのおやつを一部置き換えると、総摂取カロリーの抑制に役立ちます。噛む回数が増えるぶん、満腹感につながりやすいのも良い点です。
腎臓や心臓のケアを考える場面でも選択肢になります
カリウムが塩分のバランスを助ける一方、持病や処方食がある場合は制限が必要なこともあります。担当の獣医師と相談しながら、少量を目安に取り入れてください。
注意点
種と芯は必ず除去し、皮はできれば剥きます
シアン化合物の心配を避けます
梨の種と芯にはシアン化合物が含まれる場合があり、犬には有害です。必ず取り除き、誤飲を防いでください。皮は硬さや農薬残留の懸念があるため、剥くか丁寧に洗浄します。
喉に詰まらない形と大きさにします
一口サイズに小さくカットし、飲み込み癖のある犬にはさらに小さくして与えます。食べる速度が速い場合は、ゆっくり噛める工夫をしましょう。
与える量と頻度を管理します
糖分とカロリーの摂り過ぎを防ぎます
小型犬は10〜20g、中型犬は20〜40g、大型犬は40〜60gを上限の目安とし、おやつは1日の総カロリーの10%以内に抑えます。缶詰のシロップ漬けは糖分が多いので避け、生の果肉だけを使います。
体質や持病に合わせて調整します
腎臓病や糖尿病など、特別な管理が必要な場合は量や頻度を必ず獣医師と相談してください。新しく与える際は少量から始め、体調や便の状態を観察して増減します。
参考文献
American Kennel Club 犬は梨を食べられますか。安全な与え方や量の目安がまとめられています。https://www.akc.org/expert-advice/nutrition/can-dogs-eat-pears/
日本ペット栄養学会誌 維持期におけるイヌ用手作り食レシピの栄養素含量調査。家庭の手作り食で不足しやすい栄養素が報告されています。https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/20/2/20_99/_pdf/-char/ja/
AAFCO Annual Meeting ペットフードに関する報告資料。栄養基準や表示に関する議論の参考になります。https://www.aafco.org/wp-content/uploads/2023/01/Pet_Food_Report_2015_Annual-1.pdf
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