食材のさば

オメガ輝く、筋肉強く

さば

栄養素、さばが支える健康の土台

さばに詰まったオメガ3の力、上質タンパク質の魅力

さばは、オメガ3脂肪酸のEPAとDHA(どちらも体内で作りにくい必須脂肪酸)、ビタミンD、抗酸化ミネラルのセレンを一度に取り入れやすい魚です。肉類と比べて、脂質の質に必須脂肪酸が多く含まれるため、被毛や皮膚、関節、心臓のはたらきをまとめて支えます。脂が多い印象があっても、適量なら高品質なタンパク源として優秀で、筋肉を守りながら体力づくりに役立ちます。うまみと健康メリットの両立がしやすいさばを、毎日の食事に少しずつ取り入れてみてください。

オメガ3脂肪酸は、学習の吸収やトレーニングの定着を高める可能性があると報告されています(出典 The American Kennel Club

代表的な栄養素、さばならではの利点

さばは、犬が体内で作れない必須アミノ酸をバランス良く含み、オメガ3脂肪酸、ビタミンD、ビタミンB群、セレン、タウリンも豊富です。これらがかみ合うことで、免疫のはたらき、骨格の維持、皮膚と被毛のコンディション、脳や神経の健康を多面的に後押しします。魚の中でもEPAとDHAの比率が高く、ビタミンDの量が際立つことが、さばの強みです。

上質タンパク質で筋肉を守り、回復を後押し

さばのタンパク質は消化吸収が早く、運動後のダメージを受けた筋線維の修復を助けます。必須アミノ酸がそろっているため、成長期の子犬やスポーツドッグはもちろん、筋量が落ちやすいシニア犬にも向いています。

オメガ3が炎症を抑えて、皮膚と被毛をしなやかに

EPAとDHAは、関節のこわばりやアレルギー由来のかゆみを和らげ、皮膚のうるおいを守る力を高めます。被毛にツヤと柔らかさを与え、抜け毛やフケの対策にもプラスに働くため、見た目と健康を同時にケアできます。

鯖の栄養素と愛犬に必要な1日の栄養素との比較

愛犬に与えたい鯖の量(g)と愛犬の体重(kg)を入力する事で栄養素を比較できます。(AAFCOおよびNRCのガイドラインに基づく)。

鯖の与える量の目安(グラム)

  • 小型犬(5kg以下): 1日に約10〜20g
  • 中型犬(5〜20kg): 1日に約20〜40g
  • 大型犬(20kg以上): 1日に約40〜60g

ご注意ください

生の食材を使った犬の手作りごはんでは、すべての必須栄養素を十分に補うのはとても難しいです。犬の健康を維持するためには、肉、野菜、穀物、脂肪など様々な食材がバランスよく必要ですが、家庭でこれらを適切に組み合わせるのは簡単ではありません。栄養バランスが崩れると、栄養不足や健康問題を引き起こす可能性があります。そこで、ドッグフードに対して生の食材を追加する方法をおすすめします。特にカルシウムやリン、ビタミン、ミネラルの過不足は犬の健康に大きな影響を与えるため、必要に応じてサプリメントを使用することも検討してください。犬に手作りごはんを与える際は、必ず獣医師に相談し、栄養バランスを確認することをおすすめします。

また、実際に飼い主が作る手作り食の栄養バランスについての調査では、多くのレシピにおいてカルシウム、銅、亜鉛、ヨウ素、ビタミンA、ビタミンDなどが不足していることが明らかになっています。
AAFCO養分基準(2016)と比較した結果、これらの栄養素が欠けているケースが多く見られ、長期的な給餌による犬の健康への影響が懸念されます。

(出典: 日本ペット栄養学会誌

上記の表はAAFCO Annual Meetingを元に作成(出典:AAFCO Annual Meeting August 4th 2015, 10am-12pm; Denver, CO

食べていただきたい犬、目的別のおすすめ

さばは、運動量が多い犬や被毛ケアを重視したい犬だけでなく、心臓の健康を守りたいシニア犬や食物アレルギーに配慮したいご家庭でも取り入れやすい食材です。上質なタンパク質とオメガ3脂肪酸のEPA・DHAを同時に補えるため、スタミナ維持と体調管理を一度にねらいやすい点が魅力です。研究や臨床報告では、魚由来のオメガ3が循環器や皮膚のコンディションに良い影響を与える可能性が示されています。味のよさも相まって、毎日の食事に無理なく続けやすいのが強みです。

心臓を守りたい犬に、オメガ3のやさしい後押し

EPAとDHAは血液の流れをなめらかに保つはたらきがあり、心拍や血圧の安定に役立つと考えられています。大型犬や年齢を重ねた犬は心臓への負担が大きくなりがちですが、さばを適量取り入れることで循環器の健やかさを支えやすくなります。肉中心の食事では不足しがちなオメガ3を、自然な形で補える点が日々のケアに向いています。

脂質バランスに配慮しつつ、血管のしなやかさをサポート

魚の脂は不飽和脂肪酸が中心で、血管の柔軟性を保ちやすいといわれます。脂質異常が気になる犬でも、さばの良質な脂は過剰にならない範囲であれば負担になりにくく、元気な毎日を後押しします。与える量は体重や活動量に合わせ、徐々に調整してください。

皮膚や被毛の悩みに、内側から整える選択

かゆみやフケ、パサつきが気になる犬でも、さば由来のオメガ3と抗酸化ミネラルのセレンが皮膚バリアを整え、潤いとツヤのある被毛を育てます。ビタミンEなどの栄養素と組み合わさることで、季節の変わり目のトラブルにも備えやすくなります。鶏肉や牛肉が合わない犬のタンパク源としても、食事の選択肢を広げられます。

微量栄養素の相乗効果で、抜け毛シーズンも快適に

ビタミンDやセレンといった微量栄養素は、細胞が酸化ストレスにさらされるのを防ぎ、免疫のバランスを保つ助けになります。皮膚細胞の生まれ変わりが整うことで、被毛の生え変わりもスムーズになり、季節の抜け毛を最小限に抑えやすくなります。効果には個体差があるため、数週間かけて状態を観察しながら量を見直すと安心です。

注意点、安心して取り入れるために

さばは栄養価が高い一方で、骨や寄生虫、脂質量などに配慮が必要です。安全対策と分量調整を丁寧に行えば、日々の活力づくりに役立つ食材になります。市販の味付け加工品は塩分や添加物が多く、体への負担になりやすいため避けるのが基本です。保存状態が悪い青魚ではヒスタミンが増えやすく、かゆみや嘔吐の原因になることもあるため、鮮度の見極めも大切です。

骨と寄生虫リスクを避けるため、徹底加熱

生のままではアニサキスなどの寄生虫が含まれるおそれがあります。中心部までしっかり火を通すか、マイナス20度で48時間以上の冷凍処理を行うとリスクを下げられます。さばは小骨が多い魚なので、喉や消化管での詰まりを防ぐために丁寧に取り除き、細かくほぐして与えると安心です。解凍は常温放置ではなく冷蔵庫でゆっくり行い、再冷凍は品質低下につながるため避けます。

脂質が豊富なため、カロリー管理を徹底

さばの脂はオメガ3を含む良質な脂ですが、摂り過ぎれば体重増加や膵炎の誘因になります。体重1キログラム当たり、生換算でおよそ5グラム以内を目安にし、週2回ほどにとどめると過剰摂取を避けやすくなります。総カロリーと脂質量は食事日誌に記録し、肥満傾向や膵臓に不安がある犬には、より慎重な量の調整が必要です。運動量が増えた日は少し多め、雨天で活動が少ない日は控えめにするなど、日々のコンディションに合わせて見直してください。

加工品や味付け済み商品は避けて、無塩で調理

燻製や塩漬け、味噌煮缶などは塩分や香辛料が多く、ナトリウム過多や胃腸への刺激につながります。新鮮な切り身を水で軽く洗い、皮付きのまま蒸す、もしくはグリルで焼くと、余分な脂を落としつつ香り高く仕上がります。ドッグフードにトッピングする場合は、全体の栄養バランスが崩れないよう分量を少量から試し、持病がある場合は必ず獣医師に相談して調整します。

チアミナーゼに配慮し、ビタミンB1欠乏に注意

さばを含む青魚にはチアミナーゼという酵素があり、生または半生で長期間与えるとビタミンB1が不足する危険があります。加熱を徹底すれば酵素のはたらきは失われるため、基本は十分に火を通して与えます。総合栄養食を主食にしていればビタミンB1は補えますが、手作りやトッピング中心の食事では不足しやすいため意識して補給してください。目の震え、ふらつき、元気消失などの異変が見られた場合は、早めに受診することをおすすめします。

区切りの目印(立つ白い犬)

おやつとしてのサバ、はじめやすく続けやすく

乾燥サバがもたらす、5つのうれしい健康効果

オメガ3脂肪酸で、皮膚と被毛を内側からケア

サバはEPAとDHAというオメガ3脂肪酸を豊富に含みます。低温で水分を抜く乾燥工程により栄養が凝縮され、かゆみや赤みなどの不快感をやわらげながら、被毛にしなやかな艶を与えます。乾燥や季節のゆらぎが気になる犬でも、毎日のうるおい維持に役立ちます。

ビタミンDが、骨と歯の強さを後押し

乾燥サバに含まれるビタミンDは失われにくく、カルシウムの吸収を助けて骨の材料づくりをスムーズにします。成長期の子犬だけでなく、骨密度が気になるシニア犬の転倒や骨折予防の心強い味方になります。

タウリンが、心臓と目の健康を支える

タウリンは心筋のはたらきを守るアミノ酸の一種です。加齢で心臓の負担が気になる犬のケアに向き、視覚機能の維持にも関わります。乾燥で濃度が高まるため、少量でも日々の補給につなげやすいのが利点です。

ビタミンB群で、エネルギー代謝をなめらかに

B1、B2、B6、B12がバランス良く含まれ、食べた栄養を効率良くエネルギーへ変換します。運動量が多い犬の持久力維持や、夏バテ気味のとき、シニア期の元気不足の対策としても取り入れやすい栄養源です。

ヘム鉄が、酸素運搬を助けてスタミナを底上げ

乾燥によってミネラルの密度が高まり、吸収されやすいヘム鉄をしっかり補給できます。赤血球の働きを支え、散歩やスポーツで長く動く日の疲れにくさを後押しします。

サバジャーキーがおすすめの、こんなシーン

皮膚や被毛のゆらぎが気になるとき、やさしく長期ケア

乾燥サバに含まれるEPAとDHAが皮膚のうるおいバリアを整え、毛並みの艶を育てます。季節の変わり目に起きやすいフケやパサつき対策にも穏やかに働きかけます。

骨づくりを応援したい子犬、骨量維持を狙うシニア犬

ビタミンDのはたらきでカルシウム吸収が進み、成長期とシニア期のどちらにも使いやすいおやつになります。主食の総合栄養食と合わせると、過不足の少ない骨ケアが狙えます。

心臓の負担が気になる犬、日常の安心を積み上げたいとき

タウリンが心筋を支えます。小型犬や高齢の犬に多い心臓の不調への備えとして、無理のない範囲で普段のケアに取り入れやすいのが魅力です。

活力がもうひと押しほしい日、回復を早めたい場面

ビタミンB群が代謝の流れを後押しし、運動後の回復や日々のだるさの軽減に役立ちます。匂いがよく食いつきが良いので、食欲が落ちがちな時期にも使えます。

乾燥サバを安全に与える、3つのコツ

量と頻度を決める、脂肪の摂り過ぎを防ぐ

乾燥サバは脂肪がやや多めです。体重1キログラム当たり5グラムを目安にし、週2〜3回までにとどめます。体重やうんちの状態、皮膚の調子を観察し、必要に応じて獣医師に相談して調整してください。

無塩で無添加、成分表示でナトリウムを確認

塩や香辛料が加えられた製品は、心臓や腎臓に負担をかけるおそれがあります。原材料が「サバ」だけ、保存料不使用のシンプルな商品を選ぶと安心です。

保存は湿気と酸化を避ける、鮮度を長く保つ

開封後は乾燥剤入りの密閉容器に入れ、直射日光と高温多湿を避けて冷暗所で保管します。異臭やカビ、変色があれば与えずに廃棄し、開封後は1か月を目安に使い切ると安全です。骨が残るタイプは人の手で軽くほぐし、小骨の有無を確認してから与えましょう。

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